二次会で初めて司会をする上で押さえておくべき5つのポイントとは
初めて結婚式二次会の司会を頼まれたという方、必見!ブライダルの司会経験が豊富で、プロのラジオDJとしてもご活躍されているタケモトコウジさんに初めて司会をする場合に押さえておくべきポイントを教えてもらいました。
★タケモトコウジ.com
★広島FM『DAYS!』
1.まずは台本を用意してもらいましょう
司会を頼まれるということは人前で話をするのが得意、少なくとも苦手ではない方だと思いますが、台本は必ず用意してもらい(あるいは、自身で用意しないといけない場合もあるかもしれませんが)、当日までに必ず1度はひととおり目を通しておきたいものですね。
必要であれば、ペンで書き込んだり、チェックを入れたり、当日の司会がしやすいようにアレンジしましょう。「ここは順番入れかえた方が言いやすい」というような箇所があれば、決して自分一人で判断せず、幹事さんに相談してから変更するようにして下さいね。
【台本チェック時のポイント】
・全体の流れをチェック
・お名前の読み方のチェック
・忌み言葉などNGワードがないかのチェック
例)離れる、別れる、切れる、終わる、かさねがさね、再三、etc…
・全体の流れをチェック
・お名前の読み方のチェック
・忌み言葉などNGワードがないかのチェック
例)離れる、別れる、切れる、終わる、かさねがさね、再三、etc…
2.お名前はこれでもか!と言うぐらい確認を
ポイント1の【台本チェック時のポイント】でも触れていますが、お名前を間違うほど失礼なことはありません。新郎新婦のお名前は勿論ですが、祝辞や乾杯の発声をされるゲストのお名前も必ず事前に読み方を確認しておきます。
例えば、「古林友美」さんは、「コバヤシ・ユウミ」さんかもしれないし、「フルバヤシ・ユミ」さんかもしれません。思い込みは禁物!必ず確認しておきましょう!!そして、確認した読み方は必ず台本に落とし込みます。
ちなみに、私タケモトコウジは、台本の各ページの下の部分に新郎新婦のお名前を記載するようにしています。二次会では司会台がなく、台本とマイクを持ちながら司会をすることの方が多いので、台本の下にお名前を記載しておけば、少しめくっただけすぐ確認できて安心なのです。
勿論、新郎新婦が旧知の仲ということであれば必要ないのですが、プロとしてご依頼をいただいた場合に、とっさに出てこない場合がありますので。まぁ、これは参考程度ということで・・・
3.ゆっくり、はっきり、簡潔に
「何を言いたいのか分からない」、「どうして欲しいのか分からない」という状況が新郎新婦、ゲストにとって最大のストレスになります。プロではないので決して上手く言う必要はありません。ゆっくり、はっきり、簡潔に伝えることを心がけましょう。
「それができたら苦労はしない!」という声が四方八方から聞こえてきそうですが、そうです、ある意味、これが一番難しいこととも言えます。では、ここでゆっくり、はっきり、簡潔にしゃべる秘訣をご紹介しましょう。
【ゆっくり、はっきり、簡潔にしゃべる秘訣】
・口を大きく開けて、唇を縦横に動かす
・言葉をできるだけ短く、ですます調で言い切る
・口を大きく開けて、唇を縦横に動かす
・言葉をできるだけ短く、ですます調で言い切る
今度は「秘訣でも何でもない!」という声が四方八方から聞こえてきそうです。。。確かに当たり前のことかもしれませんが、意識して実践することが大事なんです!!
それから、当日は少なからず緊張するはずです。緊張すると顔の筋肉がこわばり、のども乾きます。開宴までに温かい飲み物でのどを温めておいたり、飴をなめて、のどを潤しておくと良いでしょう。ほほを指先でマッサージするのもおすすめです。
★発声練習の前に【3分で出来る!顔マッサージと顔の体操】
あと、緊張をほぐすためにアルコールの力を借りたいという気持ちは分かるのですが、酔っぱらってしまっては本末転倒です。乾杯の際の1杯ぐらいはいいとしても、それ以外は我慢しましょう。
4.公平に、中立に
司会者は公平・中立が基本です。ゲーム中に特定のチームを特別扱いしたり、内輪ネタで盛り上がったりするのは厳禁です。レディーファースト、お子様優先というのもゲストの反応を見ながら判断し、自分で判断できない場合は幹事さん、最終的には新郎新婦さんに判断してもらうのが無難と言えます。
また、パーティー中は新郎新婦さんと一定の距離を保ちましょう。具体的には、新郎新婦には「くん」「さん」をつけ、「です」「ます」調で話しかけます。要は、ゲストから見て不快に感じるような接し方は控えましょう。
それから、少し脱線しますが、ゲストにコメントを求めるのは意外にリスキーです。事前に「こういう質問をするのでコメントを用意しておいて下さい」というアナウンスをしている場合はいいのですが、とっさにコメントを求められて答えれるゲストばかりではありません。「どんな些細なコメントも絶対拾ってみせる!」という気合の入った方は別ですが・・・
5.一生懸命に
これを言うと元も子もないですが、多少下手でも、何を言っているか分からなくても、とにかく一生懸命に「新郎新婦のために、この二次会を盛り上げよう!」という熱意が伝われば、きっと新郎新婦は喜んでくれるはずです。
そして、ゲストも「なんか一生懸命だし、聞いてあげようかな」というふうに協力的になってくれるはずです。もし、開宴までに余裕があれば、各テーブルに「本日司会をつとめさせていただく●●と申します。なにぶん素人ですので、つたない司会でご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、どうぞ宜しくお願い致します。」など挨拶しておけば、悪い印象を持つ人はいないでしょう。
最後に・・・
最後に、あなたは新郎新婦のたくさんのご友人の中から、一生に一度の二次会の司会に選ばれたのです。これって友人としてとっても嬉しいことではないでしょうか?誰もができる経験ではありませんよ。せっかくの機会、是非あなたも一緒に楽しんで下さいネ!!
以上、今回は、あくまで初めて二次会で司会をされるという方を対象にポイントを教えてもらいました。参考にしてみて下さいね。