プロの技、教えます!二次会幹事マニュアル

二次会の音響って何をしたらいいのか分からない人のための心得!


突然ですが、二次会を開催する上でどんな役割の人が必要でしょうか?幹事、司会者、受付・会計、ここまでは何となく想像つきますよね。でも、忘れてはいけないのが、“音響”です。


ホテルや専門会場などでは専属の音響スタッフがいて、台本を渡して、進行内容を伝えておけばやってくれる場合もありますが、一般のレストランですと、幹事側で手配しないといけないケースの方が多いかと思います。




音響って何をするの?


では、音響は二次会で一体何をすればいいのか?


「DJやったことがあるヤツなんて周りにおらんし、どうしよ・・・」と思われる幹事さんもいらっしゃるかもしれませんが、ご安心下さい。基本的な進行内容であれば、高度な技術・操作は一切必要ありません。


全くの機会音痴という方には少々難しいかもしれませんが、普段からiPodで音楽を聞いているとか、自宅でDVDで映画を観ている、とかというレベルで問題ありません。


音響の役割は、

・BGM(曲)を流す/止める
・しかるべきタイミングでSE(効果音)を鳴らす
・音量を上げる/下げる

基本的にはこれだけです。


その他、音響・映像機材は一箇所にまとめられているが多いので、映像を再生/停止も音響担当の役割となるケースが多いでしょう。


場合によっては、照明の調整ということも役割としてあるかもしれませんが、どのスイッチがどの照明に対応しているかは、意外に複雑で、その場で説明されても覚えられないこともあるので、2次会KINGがプロデュースさせていただく場合でも、照明は会場のスタッフ様にしていただくことが多いです。




まず確認すること


まずは、音・映像、それぞれ何で再生するのか?CDプレーヤーなのか、パソコンなのか、それともiPodなのか、また、会場のものを使うのか、持ち込むのか、などを確認しましょう。


それが確認できたら、メディアをディスクで用意するのか、USBで用意するのか、決まってくるかと思います。特にこだわりがなければ、音源は会場の手持ちのものを使わせてもらうという手もあるので、相談してみると良いでしょう。


会場のパソコンを再生機として使用する場合ですが、搭載されているOSのバージョン、再生ソフトが対応しているファイル形式には注意が必要です。


また、パソコンとCD/DVDプレーヤーと両方用意があるという場合は、パソコンは不意に“固まる”ことがあるので、その時のためにディスクを予備として用意しておくのをオススメ致します。




1週間前には必ず動作確認を


遅くても1週間前には、動作確認しておきましょう。直前だと不具合があった場合に修正が間に合わない可能性があります。


仮に自宅のDVDプレーヤーで再生できたからといっても、実際にスクリーンに映した場合に文字の端が切れていたなどの不具合が発生することもあります。これは実際に会場で映してみないと分からないことなので、出来るだけ余裕を持って動作確認いたしましょう。


動作確認には直接会場に持ち込んでもいいですし、郵送して会場のスタッフさんに確認してもらってもいいです。なお、郵送する場合は、
いつ、誰の二次会で使用するものかの記載を忘れずに。




当日はリハーサルで最終確認


当日は、台本を通して音の出すタイミングを司会者と最終確認します。


機材を操作する場所と会場のその他の場所では、音の聞こえ方が違うかもしれないので、必ず会場全体を回って、音の聞こえ方をチェックしておきましょう。また、ゲストが入る前後でも聞こえ方が違ってきますので、開宴してからも余裕があればチェックしておきましょう。




音が出ない、映像が出ない時の対処方法


まずは、会場のスタッフさんに相談しましょう。何度もそういう場面に遭遇されていると思いますので、何かしら対応してくれるはずです。


自力で解決しないといけない場合は、まず原因がどこにあるのかを絞り込んでいきます。


例えば、パソコンを再生機にしていて、会場のスピーカーから音が出ない場合。

パソコンの内臓スピーカーから音は出てるか?
・出ている→パソコン以外に問題の可能性あり→Aへ
・出ていない→パソコン、もしくは音源に問題の可能性あり→Bへ

A.パソコン以外に問題の可能性がある場合
・接続ケーブルを変えてみる
・入出力が正しく接続されているか確認する

B.パソコン、もしくは音源に問題の可能性がある場合
・別の音源を試してみる
・一度シャットダウンしてみる

という感じで一つ一つ原因となる可能性をつぶしていきます。恥ずかしながら経験談ですが、パソコンの音量ミュートになっていただけってこともあるので、まずは焦らずに・・・